【5分でわかる】防犯カメラのフレームレートとは?【完全ガイド】
「防犯カメラを買ったけど、映像がカクカクして使いづらい…」
「高画質にしたら容量がすぐいっぱいになった」
その原因の多くは フレームレート(fps)設定の誤り です。
結論から言えば、家庭用は15fps、店舗用は30fps前後 を目安に選ぶと失敗しません。
この記事では、フレームレートの仕組みからシーン別おすすめ値、注意点まで徹底解説します。
読み終える頃には「自分の用途に最適なfps」が明確になります。
【結論】防犯カメラでフレームレートが重要な理由

防犯カメラのフレームレートは、
「証拠の鮮明さ」と「保存・通信コスト」
を決める最重要ポイントです。
なぜフレームレートが大事なのか?【3つの理由】
理由1|滑らかさが変わり「証拠力」が左右される
フレームレートが低いと、映像がカクカクになり、人の動きや手の動作が途中で飛んでしまいます。
例えば 5fpsの映像では「侵入した瞬間」や「財布を盗む手の動き」が記録されないことも。
一方で 30fps以上なら動きがなめらかに残り、事件やトラブルの「証拠」として活用しやすくなります。
理由2|保存容量が大きく変わる
フレームレートが高くなるほど、1秒間に保存する映像のコマ数が増えるため、データ容量も大きくなります。
たとえば、15fpsと30fpsでは容量が約2倍違う場合があります。
その結果、HDDやクラウドの保存日数が大幅に短くなり、追加ストレージが必要になるケースも。
理由3|通信環境への負担が変わる
クラウド型の防犯カメラでは、fpsが高いほどアップロードするデータ量が増えます。
例えば、15fpsならスムーズに映るのに、30fpsだとネット回線が遅くて映像が止まるといったトラブルが起きやすいのです。
特にモバイル回線やWi-Fiが弱い環境では、fpsを下げないと通知や映像が遅延することもあります。
以上の3つから、防犯カメラのフレームレートは単なる数字ではなく、証拠力・保存日数・通信の安定性を同時に左右する核心要素 だといえます。
フレームレートごとの特徴を比較【5種類】
フレームレート | 映像の見え方 | 容量消費 | おすすめ用途 |
---|---|---|---|
5fps | ほぼ静止画に近い | 非常に少ない | 出入口の通過確認のみ |
10fps | 動きがカクカク | 少なめ | 最低限の証拠記録 |
15fps | 標準的に見やすい | 中程度 | 家庭用・小規模店舗 |
30fps | テレビ並みになめらか | 多い | レジ・大型施設・オフィス |
60fps | 超なめらか | 非常に多い | 金融機関・特殊施設(研究施設等) |
※一般的な目安です。実際の見え方・容量はコーデック、ビットレート、シーンの動き量、照度などにより変動します。
表からわかるように、家庭は15fps、店舗は30fps前後が現実的 です。
利用シーン別おすすめフレームレート【4つのケース】

- 家庭・小規模店舗 → 10〜15fps
- オフィス・大型店舗 → 15〜30fps
- 金融機関・病院・駐車場 → 30fps推奨
- 研究施設など特殊業種 → 60fps必須
シーン別に最適値を知ることで「容量不足」や「証拠不足」を防げます。
容量が最大4倍違う!フレームレートと解像度の関係

防犯カメラの映像の「きれいさ」は、フレームレート(fps) と 解像度(画質の大きさ)の2つで決まります。
しかし、この2つを両方高くすると、データ容量が一気に増えてしまいます。
フレームレートと解像度の違いを整理
- フレームレート(fps):映像の「滑らかさ」
- 解像度(HD・フルHD・4Kなど):映像の「細かさ・鮮明さ」
フレームレートは「動き」、解像度は「画質」と覚えるとわかりやすいです。
実際の容量の違い(例)
同じ1時間の録画でも、設定によってこんなに変わります。
設定 | 容量の目安 | 映像の特徴 |
---|---|---|
HD(720p)× 15fps | 小 | 映像は荒いが最低限残せる |
フルHD(1080p)× 15fps | 中 | 家庭・店舗で使いやすい |
フルHD(1080p)× 30fps | 約2倍 | なめらかだが容量が膨らむ |
4K × 30fps | 約4倍 | 超高画質・超大容量、保存日数が短くなる |
「fpsを2倍にすると容量も約2倍、解像度を上げるとさらに2倍」 になるイメージです。
どう選べばいい?
- 家庭や小規模店舗 → フルHD × 15fpsで十分
- 本格的な防犯や金融機関 → フルHD × 30fps
- 特殊な用途(研究施設など) → 4K × 30fps以上
解像度とfpsを両方MAXにすると、保存日数が半分以下になるケースもある ため注意が必要です。
フレームレートと解像度はどちらも「映像をきれいにする要素」ですが、同時に上げすぎると容量が爆発的に増えます。
私たちが今まで施工してきた多くのケースでは「フルHD × 15fps」が最適バランス です。
導入時に確認すべき3つのポイント

ポイント1|保存期間と容量のバランスを取る
防犯カメラは「何日分の録画を残したいか」によって最適なフレームレートが変わります。
例えば、15fpsと30fpsでは容量が約2倍違う ため、同じHDDでも保存できる日数は半分になります。
- 1TBのHDDで15fps → 約30日保存可能
- 1TBのHDDで30fps → 約15日しか保存できない
「必要な保存日数から逆算してfpsを決める」ことが失敗を防ぐコツです。
ポイント2|通信環境(ネット回線)の安定性
クラウド録画タイプの防犯カメラでは、フレームレートが高いとそれだけ映像データが重くなり、通信に負担がかかります。
- 光回線なら30fpsでも安定
- モバイル回線や弱いWi-Fiだと15fpsでも途切れる可能性あり
回線速度が不足すると通知遅延や映像のコマ落ちが発生するため、導入前に回線速度をチェックしましょう。
ポイント3|設置目的に合ったフレームレートを選ぶ
「何を残したいか」によって必要なfpsは大きく違います。
- 出入口の通過確認 → 10fpsでもOK
- レジや金銭トラブル対策 → 30fps推奨
- 特殊業務 → 60fps必須
「証拠の精度」と「コスト」の両面から、目的に合うfpsを選ぶことが重要です。
防犯カメラの導入では「保存期間」「通信環境」「設置目的」の3点をチェックするだけで、フレームレートの最適解が見えてきます。
高fps=安心ではなく、自分のシーンに合ったfpsを選ぶことこそが正解です。
実際に使ったお客様の声3選
家庭用に導入(15fps)

S様
子どもの帰宅確認に十分
「中学生の子どもが塾から帰る時間を確認するために導入しました。
以前は低fpsの安価なカメラを使っていたのですが、映像がカクカクで表情がよくわからず不安でした。
今は15fpsに設定しているので、顔の表情や荷物の有無も確認できて安心です。」
小売店舗に導入(30fps)

H様
レジ周りの防犯に役立つ。
「小さな雑貨店を経営しています。
レジトラブルが心配で30fpsのカメラを導入したところ、お札の受け渡しや手の動きまでしっかり録画されるので非常に安心感があります。
映像も滑らかでスタッフ教育にも活用できています。」
駐車場に導入(15fps)

D様
車種や色がわかれば十分
「月極駐車場の管理用に15fpsで設置しました。
目的は『不審車のチェック』で、ナンバープレートまでは読み取れませんが、車種や色がわかるので十分役立っています。
保存容量も少なくて済むのでコスト面でも助かっています。」
利用者の声からもわかるように、fpsは「高ければいい」ではなく、利用シーンごとに必要十分な設定を選ぶことが大切です。
家庭は15fps、店舗は30fps、駐車場は15fpsと、用途に応じたfps設定が満足度を高めています。
下記は実際にデンキサイトで施工していただいお客様の事例です。参考にご覧ください。
よくある質問(FAQ)
Q1. フレームレート(fps)って何ですか?
A1. フレームレートは「1秒間に何枚の画像をつなげるか」を示す数値です。fpsが高いほど映像はなめらかになります。
Q2. fpsが低いと防犯カメラは役に立たない?
A2. 10fps程度でも人物の出入り確認や証拠記録には十分使えます。ただし細かい動きは残りにくいため、重要なシーンでは15fps以上がおすすめです。
Q3. 30fpsと15fpsではどれくらい違いますか?
A3. 30fpsはテレビ放送並みになめらかで、人物の手の動きや物の受け渡しもわかりやすいです。15fpsは普通に見られるレベルで、家庭や小規模店舗では十分です。
Q4. fpsを上げれば防犯効果は高まりますか?
A4. 必ずしもそうとは限りません。fpsを上げると映像は滑らかになりますが、容量や通信の負担が大きくなります。目的に合ったfpsを選ぶことが大切です。
Q5. 駐車場や屋外監視は何fpsが適切?
A5. 車種や色を確認するだけなら10fpsでもOK。ナンバープレートまで鮮明に残したい場合は15〜30fpsがおすすめです。
Q6. 夜間や暗い場所ではfpsが下がりますか?
A6. 赤外線モードに切り替わるとフレームレートが下がるカメラもあります。購入前に「夜間fpsの仕様」を必ず確認しましょう。
Q7. フレームレートはあとから設定変更できますか?
A7. 多くの防犯カメラは設定画面からfpsを変更可能です。保存容量を節約したい場合や通信負担を軽くしたい場合に調整できます。
Q8. fpsを下げると保存期間はどれくらい伸びますか?
A8. 目安として、30fps → 15fpsにすると容量は約半分になり、保存日数は約2倍になります。ただし映像の滑らかさは落ちます。
Q9. 家庭用なら何fpsが最適ですか?
A9. 家庭での見守りや不審者チェックなら15fpsで十分です。保存容量と映像品質のバランスが取れています。
Q10. 60fpsの防犯カメラは必要ですか?
A10. 一般家庭や通常の店舗では不要です。60fpsはカジノや金融機関など、一瞬の動作を正確に残す必要がある特殊用途向けです。
FAQからもわかる通り、万能なfpsは存在せず「最適化」が重要 です。
まとめ:自分の用途に合ったフレームレートを選ぼう!
- フレームレート=1秒間のコマ数(fps)
- 高fpsはなめらかだが容量・通信負担が増える
- 家庭用は15fps前後、店舗は30fpsが目安
- fps選びは「滑らかさと容量のバランス」が成功の秘訣
👉 最適なfps設定こそ、防犯カメラを最大限に活かすポイント です。
防犯カメラ選びに迷ったら、ぜひデンキサイトにご相談ください。
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相談、見積もりは無料ですので、お気軽にお問い合わせください。
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最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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チャウ
自分の用途に最適なフレームレート(fps)を理解しよう!